2025年7月09日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
冷たいものや甘いものを食べたとき、「キーン」と歯がしみた経験はありませんか?
その症状、知覚過敏?それとも虫歯?と迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、この2つは原因も対処法もまったく異なるため、間違ったケアをすると逆効果になってしまうことも。
本記事では、知覚過敏と虫歯の違い・見分け方・対処法・予防法について、わかりやすくお伝えします。
■知覚過敏と虫歯の違いとは?

知覚過敏とは
歯のエナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がることで、歯の中の象牙質がむき出しになり、神経に刺激が伝わりやすくなった状態です。
ブラッシングの力が強すぎたり、酸性食品の影響で起きやすくなります。
虫歯とは
虫歯菌が出す酸によって、歯の表面から内部まで徐々に溶かされていく病気です。放置すると神経に達し、激しい痛みや抜歯のリスクを伴います。
■しみる感覚の違い

特徴
知覚過敏
しみる刺激:冷たいもの、風、歯磨きなど
痛みの持続時間: 一瞬でおさまる
症状の出方 :一定の条件で出やすい
見た目の変化: 変化なし
虫歯
しみる刺激 :冷たい・甘い・温かいもの
痛みの持続時間: 持続的に痛みが続くことがある
症状の出方 :進行に応じて強くなる
見た目の変化: 黒ずみ・穴が見えることも
■見分ける3つのチェックポイント

しみるタイミングと継続時間
→ 一瞬だけなら知覚過敏、持続するなら虫歯の可能性あり。
見た目の違い
→ 黒ずみや穴があるなら虫歯。見た目に変化がなければ知覚過敏かも。
しみる範囲
→ 特定の歯だけなら虫歯、広範囲なら知覚過敏の可能性が高いです。
■それぞれの原因とは?
知覚過敏の主な原因
強すぎる歯磨き
歯ぎしり・食いしばり
酸性飲料(炭酸・柑橘類など)の頻繁な摂取
歯茎が下がることで象牙質が露出
虫歯の主な原因
磨き残しによるプラークの蓄積
糖質の多い食生活
唾液量の低下
定期検診・クリーニングの未実施
■症状が出たときの対処法
知覚過敏のとき
知覚過敏用の歯磨き粉を使用
冷たい・酸っぱい刺激物は控える
歯科でコーティング剤やフッ素塗布を受ける
虫歯のとき
すぐに歯科医院へ
初期虫歯なら簡単な処置で済む場合も
進行していれば神経治療や被せ物が必要に
■予防のポイント

知覚過敏を防ぐには
やわらかめの歯ブラシを選ぶ
力を入れすぎずに優しく磨く
フッ素入り歯磨き粉でエナメル質を強化
虫歯を防ぐには
歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシでケア
甘い物はだらだら食べない
3〜6ヶ月に1回は定期検診を受けましょう
■まとめ
「歯がしみる」=すぐ虫歯、とは限りません。
知覚過敏と虫歯は症状が似ているため、見極めが大切です。
セルフチェックで気づいたら、できるだけ早く歯科医院で診断を受けましょう。
早期の対処が、あなたの大切な歯を守る第一歩になります。