2025年8月18日

こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「歯が黒くなってる…これって虫歯?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
たしかに、歯が黒く見えると「虫歯かも」と思う方が多いのですが、実はそれ全部が虫歯とは限りません。放っておいていいものと、すぐ治療が必要なものがあるため、正しい知識で見極めることが大切です。
今回は「歯が黒く見える3つの原因」と、虫歯だった場合の進行段階・対処法をわかりやすく解説します。
■黒く見える歯、実はこんな原因が
歯が黒くなる主な原因は次の3つです。

①虫歯の場合

黒く見えるのは、虫歯が進行して象牙質まで達したサイン(C2以上)。
初期の虫歯(C0~C1)は見た目にあまり変化がないため、「黒く見える」=虫歯の中でもやや進行している可能性が高いです。
早期に歯科医院での治療が必要です。
②着色(ステイン)

紅茶やコーヒー、ワインなどの色素が、歯の表面や溝に蓄積して黒く見えることがあります。
これは虫歯ではないので、セルフケアや歯科のクリーニングで落とすことができます。
③歯石が黒くなっている

時間が経って固まったプラーク(歯垢)が、血液などと混ざることで黒い歯石になることも。
特に歯ぐきの近くや歯周ポケットにできやすく、歯ブラシでは取りきれません。
■虫歯が進行している場合のチェックポイント
虫歯は進行段階によって治療方法も異なります。
段階 C0
症状と状態 初期虫歯。色や痛みなし
治療内容 フッ素・経過観察
段階 C1
症状と状態 エナメル質が侵食
治療内容 ごく小さい範囲の削除
段階 C2
症状と状態 象牙質まで進行。黒く見えることが多い
治療内容 削って詰め物/神経残せる可能性あり
段階 C3
症状と状態 神経に達する
治療内容 根管治療が必要に
段階 C4
症状と状態 神経が死んでいる
治療内容 抜歯の可能性も
■「黒い=虫歯」とは限らない!正しい判断には受診が必須
見た目だけでは、歯科医でも一目で判断するのは難しいことがあります。
そのため、レントゲンや専門器具での診査がとても大切です。
黒い点や線が気になる
痛みや違和感はないけど心配
お子さんの奥歯の黒さが気になる
こんなときは、自己判断せずに一度歯科医院で相談してみましょう。
■まとめ:気になる「黒さ」は早めのチェックが安心

歯が黒く見える=すべて虫歯というわけではありません。
着色や歯石であることも多いため、正しい原因を知ることが大切です。
「なんだか気になるな…」と感じたら、それはお口からの小さなサインかもしれません。
お気軽にご相談くださいね。
この記事であなたのデンタルIQがまた一つアップしました!
定期的なチェックとケアで、笑顔と健康を守っていきましょう!