2025年10月07日
こんにちは。習志野駅から徒歩1分、家族の健康を支える予防歯科「ウィステリアデンタルケア」です。
「疲れやすい」「イライラする」「顔や足がむくんでしまう」「ぼーとしてしまうことが多い」
そんなお悩みはありませんか?
私たちの生活に欠かせない“甘いもの”ですが、実は【砂糖】は適切に付き合わなければ、体と心に深刻な影響を与える可能性があります。
本記事では、「砂糖の怖さ」と「健康的な付き合い方」について、歯科医の視点からやさしくお伝えします。
■1日に摂っていい砂糖の量、知ってますか?
WHO(世界保健機関)によると…
健康維持:1日のカロリーの 10%以下(例:大人で約25g、ティースプーン6杯程度)
より健康に:5%以下(ティースプーン3杯程度)
ジュース1本飲んだだけでオーバーしてしまうことも!
無意識に摂りすぎてしまうのが、砂糖の怖さです。
■こんなところにも?身近な“砂糖トラップ”
・スポーツドリンクや清涼飲料水
ジュースに入っている砂糖の量-笠岡市立市民病院
ジュースの恐ろしさはこれを自覚なしに1本飲んでしまうことです。500mlのペットボトルのジュースを1本飲んだだけでWHOが定める基準をラクラクオーバーしてしまいます。
・菓子パン、カフェラテ、味付きヨーグルト
・調味料(ケチャップ、ドレッシング、焼肉のタレ)
お皿に山盛りの砂糖を見せられたら拒否するのに、ジュースだと無意識にゴクゴク飲んでしまう――これが“砂糖中毒”の第一歩です。
■砂糖が体と心に与える7つのダメージ
細胞が“錆びる”
→ 血糖値の乱れが細胞の機能を阻害し、糖尿病の原因にも。
歯が“溶ける”
→ 虫歯菌の大好物。いくら歯磨きをしても、砂糖摂取量が多ければ虫歯リスクは激増。
内臓脂肪が増える
→ とくに肝臓は砂糖を脂肪として溜め込みやすく、脂肪肝のリスクに。
血管が詰まる
→ 血管壁に糖がこびりつき、動脈硬化の原因に。
心臓に負担がかかる
→ 血管が硬くなることで心臓は高血圧状態に。心疾患リスクも上昇。
老け顔になる
→ 糖が過剰に体内にあり消化排泄できないと、糖は体内の様々なタンパク質と結びつき、糖化という現象を引き起こします。その結果、ハリ・ツヤのない印象に。
がんのリスクが高まる
→ がん細胞は“糖”が大好物。糖分過剰で免疫力も低下します。
■砂糖が心にもたらす害:「砂糖うつ」とは?
砂糖を摂取するとドーパミン(快楽物質)が出て、短期的な幸福感を得られます。
しかし、効果は30分も持たず、その後は「イライラ」「倦怠感」「集中力の低下」に。
うつ病のリスクは最大42%上昇(海外の研究より)
メンタル不調の一因として“甘いものの摂りすぎ”も見直してみましょう。
■砂糖依存を防ぐ4つの対策
①「甘いものを手の届く場所に置かない」
→ 家やデスクにストックせず、視界に入れない工夫を。
②「飲み物は無糖を習慣に」
→ 微糖=砂糖たっぷり!お茶や水、ブラックコーヒーが◎
③「子どもの味覚教育は3歳までが勝負」
→ 幼少期の濃い味は一生続く。果物で自然な甘さを楽しんで。
④「調味料に注意」
→ ケチャップやドレッシング、市販のタレは砂糖の宝庫。手作りや無添加を意識!
■世界では「砂糖税」で砂糖を抑制中!
砂糖税とは日本には無い税制ですが、糖分を多く含む飲料にはその含まれる量に応じてメーカーや輸入業者などに税金が課せられるというもので、国民の肥満を防ぐ目的の税金です。
イギリス・フランス・タイ・フィリピンなど、多くの国ではすでに「砂糖税」を導入済。
日本でも導入が検討される時代が来るかもしれません。
■まとめ:甘い誘惑から、自分と家族を守ろう
砂糖は“調味料”であり“嗜好品”。毎日習慣的に摂るものではありません。
脳や体が欲しがるものこそ、「自分でコントロールする知識と意識」が大切です。
今日からできる一歩を踏み出し、あなたと家族の笑顔と健康を守りましょう。