2026年3月09日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
今日は、意外と知られていない「歯周病と肝臓病の関係」についてお話しします。
✅まずは歯周病クイズ!
Q1. 歯周病は世界で最も多くの人がかかっている病気である?
Q2. 歯周病はお口の中だけでなく、体全体の健康とも関わっている?
答えは……どちらも○(正解)です!
歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっていると言われており、全身の健康にも深く影響しています。
今回は肝臓病についてまとめていきます。
■肝臓の主な役割とは?
肝臓は生命活動に不可欠な「体の工場」のような臓器で、主に以下の3つの働きを担っています。
栄養の代謝
胃や腸から吸収された栄養素を処理・貯蔵し、全身に送り出します。
解毒作用
体内に入った有害物質を無毒化して排出します。
消化液の産生
脂肪を消化する「胆汁」を分泌します。
このように、肝臓は日々私たちの体を守ってくれている臓器です。
■肝臓病とは?「沈黙の臓器」の怖さ
肝臓病は、これらの機能が低下することで起こります。
ただし肝臓は症状が出にくい臓器のため、「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
進行段階は以下のようにステップを踏んで悪化していきます。
脂肪肝(しぼうかん):最も初期の状態
肝炎(かんえん):炎症が起きている状態
肝硬変・肝がん:末期状態で命の危険も
特に増加しているのが「脂肪肝」で、なんと日本人の約1,500万人が該当すると言われています。
脂肪肝の状態で放置すると10人に1人は慢性肝炎になり、慢性肝炎を放置すると10人に1から3人は肝硬変に移行し、肝がんにまでなってしまう怖いものです。
■歯周病と肝臓病の意外な関係
では、どうして「歯周病」が「肝臓病」に関係するのでしょうか?
ポイントは、歯周病が糖尿病を悪化させるという事実です。
糖尿病が進行すると、肝臓は高血糖の状態から栄養をどんどん蓄えようとします。
その結果、「脂肪肝」になりやすくなってしまうのです。
つまり、
歯周病 → 糖尿病悪化 → 脂肪肝リスク上昇
という“負の連鎖”が生まれるのです。
■歯周病は肝炎にも影響する?
さらに、肝臓病の次のステージ「肝炎」にも歯周病が関わっていることが研究からわかってきました。
研究データ
肝炎患者は、健康な人と比べて2.36倍も多く歯周病菌が検出された
肝炎患者に歯周病治療を行うと、3ヶ月後に肝機能が改善したという報告も
まだ詳細なメカニズムは研究段階ですが、慢性的な炎症(=歯周病)があることで、全身の病気を引き起こしやすくなるのは間違いなさそうです。
■あなたの歯ぐき、大丈夫?
肝臓の病気は気づいたときには進行しているケースが多いですが、
歯周病は鏡を見ればすぐにわかるサインがあります。
☑ 歯ぐきが赤く腫れている
☑ 歯ブラシで出血する
☑ 口臭が気になる
これらは、体からのSOSかもしれません。
■まとめ:まずはお口の健康から!
歯周病の予防は、お口の中だけでなく、肝臓や糖尿病などの重大な病気を防ぐ第一歩です。
ぜひ定期的に歯科医院で歯周病のチェックを受けてみてください。
沈黙の臓器“肝臓”を守るために、今すぐできることから始めましょう。
今回の内容を通じて、あなたのデンタルIQがまた一つ上がりましたね!
これからも予防の知識を深めて、素敵な笑顔と健康な体を手に入れていきましょう!