2025年7月04日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「治療したはずの歯がまた痛む」「違和感があるのは気のせい?」と感じたことはありませんか?
実は、一度治療した歯でも再び虫歯になることがあります。
今回は、治療後の歯に起こりやすい「二次虫歯」について、予防法とあわせて詳しく解説します。
■そもそも虫歯ってどんな病気?

虫歯は、プラーク(歯垢)内に存在するミュータンス菌などの細菌が出す酸によって、歯の表面(エナメル質)が溶かされてしまう病気です。
お口の中では常に「脱灰(歯が溶ける)と再石灰化(歯が元に戻る)」が繰り返されていますが、脱灰が上回ると虫歯が進行してしまいます。
虫歯を治療して詰め物や被せ物をしても、プラークをしっかり除去できていなければ再発のリスクはなくなりません。
■二次虫歯が起こりやすい場所は?

二次虫歯とは、治療した歯に再び発生する虫歯のこと。特に注意したい部位は以下のとおりです:
歯と歯の間
奥歯の溝
歯と歯ぐきの境目
詰め物・被せ物との境界
治療後の詰め物や被せ物は、時間が経つと劣化してすき間ができ、そこから細菌が侵入しやすくなります。
さらに、保険適用のプラスチックや銀歯は経年劣化が起こりやすいため、注意が必要です。(セラミックやインプラントなどの自由診療素材は、比較的再発リスクが低くなります)
■二次虫歯を予防するためにできること
1. 丁寧なお手入れでプラークを除去
歯と詰め物の段差部分は特にプラークがたまりやすいため、意識して磨きましょう。
歯ブラシは力を入れすぎず、小刻みに優しく動かすのがポイント。
歯科衛生士のブラッシング指導を受けるのもおすすめです。
フッ素を味方に
フッ素には歯質を強化する働きがあり、再石灰化をサポートしてくれます。
高濃度フッ素配合の歯磨き粉や洗口液を活用しましょう。
2. 定期的に歯科医院でチェックを

二次虫歯は見えない部分で進行していることも多く、自覚症状も少ないのが特徴です。
3〜6ヶ月ごとの定期検診で早期発見・予防
専門のクリーニングで自分では落とせない汚れもスッキリ除去
自宅ケアで落としきれない場所もチェックできます
■まとめ
「虫歯は治したから安心」と思っていませんか?
実は、治療した歯ほど二次虫歯になりやすいという事実があります。
毎日の丁寧なお手入れと、定期的な歯科医院でのチェックで、再発をしっかり予防していきましょう。
気になる違和感があるときは、早めにご相談くださいね。