2025年7月29日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「しっかり歯を磨かなきゃ!」
そんな意識はとても大切ですが、力の入れすぎや磨きすぎは“逆効果”になることもあるんです。
今回は、オーバーブラッシング(過剰な歯磨き)のリスクと、正しいケアのポイントについてお話しします。
■オーバーブラッシングになってしまう理由

オーバーブラッシングは、真面目な人ほど陥りやすい習慣です。
虫歯になりたくない
歯を白く保ちたい
過去の虫歯治療がトラウマになっている
そんな気持ちから、「つい力が入りすぎてしまう」「長く磨きすぎてしまう」というケースが少なくありません。
■オーバーブラッシングの主なリスク

① エナメル質の摩耗
強すぎるブラッシングで歯の表面のエナメル質が削られると、内側の象牙質が露出し、虫歯や知覚過敏が起こりやすくなります。
② 歯茎が下がる(歯肉退縮)
強い力で磨き続けると、歯茎が傷ついて下がってしまい、歯の根元が見えてしまうことも。見た目の問題だけでなく、歯の健康も損なわれます。
③ 知覚過敏
象牙質が露出すると、冷たいものや熱いものがしみるようになります。これは知覚過敏と呼ばれ、毎日の食事や歯磨きがつらくなる原因に。
④ 歯周病リスクの増加
炎症を起こした歯茎から細菌が入りやすくなり、歯周病を悪化させる引き金にもなります。
■オーバーブラッシングを防ぐには?

優しい力で磨く
毛先が歯と歯ぐきに軽く当たる程度の**“ペンを持つような力”**で十分です。
ゴシゴシこする必要はありません。
タイミングを意識
朝起きてすぐ、夜寝る前、食後のケアは大切ですが、食後すぐよりも少し時間を置いてから磨くのがベター。
食後すぐは歯の表面が酸により一時的にやわらかくなっているため、強いブラッシングはNGです。
やわらかめの歯ブラシを選ぶ
「かため=しっかり磨ける」と思いがちですが、やわらかめのブラシの方が歯や歯ぐきにやさしくおすすめです。
ヘッドのサイズは小さめの方が小回りが利いて隅々まで届きやすくなります。
■まとめ:磨きすぎは「良かれ」が逆効果に!
歯磨きは「多く・強く・長く」ではなく、
「やさしく・正しく・毎日コツコツ」が理想です。
自己流になりやすいブラッシングこそ、一度歯科医院でプロの指導を受けることをおすすめします。
ウィステリアデンタルケアでは、ママもお子さまも安心できるやさしいブラッシング指導を行っています。
ご自身の歯を守るために、ぜひお気軽にご相談くださいね。