2025年11月12日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
歯医者さんでレントゲンを撮るとき、「本当に必要なの?」「何が見えているの?」と疑問に思ったことはありませんか?
じつはレントゲンは、見えないお口のトラブルを早期にキャッチしてくれる大切な検査なんです。
今回は、レントゲンでわかることや種類、そして気になる被ばくのことまで、わかりやすくご紹介します。
■レントゲンって体に害はないの?
「被ばく」と聞くと不安になりますよね。でも安心してください。歯科用レントゲンの放射線量はごくわずか。
たとえば、
パノラマレントゲン:約0.03ミリシーベルト
デンタルレントゲン:約0.01ミリシーベルト
これは、飛行機で日本からヨーロッパを往復するよりも少ないレベル。年間の自然放射線と比べてもごく微量なので、お子さんや妊娠中の方でも、必要な場合には安心して受けていただけます。
■歯科で使われるレントゲンの種類と役割
レントゲンには目的に応じていくつかの種類があります。
① パノラマレントゲン(お口全体を見る)
お口全体をぐるっと撮影。
親知らずの状態、あごの骨の状態、歯の神経や虫歯の進行などをチェックできます。
全体のバランスを見る定期検診でもよく使われます。
② デンタルレントゲン(ピンポイントで詳しく)
2〜4本の歯を細かく確認。
小さな虫歯や、詰め物の下に隠れた二次虫歯、歯周病の進行具合などを正確に判断できます。
③ 歯科用CT(立体的にチェック)
インプラントや難しい治療の際に活用。
骨の厚みや神経の位置など、平面では見えない部分まで立体的に見えるので、より安全で確実な治療が可能になります。
④ セファログラム(矯正治療に)
顔の横顔を撮影。
顎の成長バランス、歯の角度、顔のラインなどがわかり、矯正治療の計画づくりには欠かせない検査です。
■レントゲンでわかることまとめ
パノラマ
わかること・活用場面:顎全体・親知らず・歯並びのバランス
デンタル
わかること・活用場面:小さな虫歯・歯周病・詰め物の中の虫歯
歯科用CT
わかること・活用場面:骨の量・神経の位置・埋まった歯や膿
セファログラム
わかること・活用場面:顎や歯の傾き・顔のライン・矯正治療の計画
■定期的なレントゲンで早期発見・早期治療
レントゲンは、目に見えない小さな虫歯や歯ぐきの病気を早めに見つける手助けになります。
できれば1〜2年に一度はレントゲン検査を受けて、歯の健康をしっかり守っていきましょう。
忙しい毎日でも、見えないところの健康こそ大切に。
未来の自分のため、お子さんのためにも、お口のチェックは“予防の第一歩”です!