2025年6月30日
こんにちは。船橋市習志野台の子育て世代も通いやすい歯科医院「ウィステリアデンタルケア」です。
ある朝の風景──
朝ごはんを食べたあと、髪を整えながら片手で歯ブラシをくわえ、チャチャっと磨いて、口をゆすいで…出発!
その磨き方、お子さんもマネしていませんか?
じつは、虫歯の原因となる細菌は、寝ている間にお口の中で増殖し、朝食後の「糖分」と結びついて大喜び。そこに適当な歯磨きでは、虫歯のリスクがグンと上がってしまいます。
■ 小学生の約4割が虫歯に?
厚生労働省の調査によると、小学生の乳歯の虫歯保有率は約4割近く。
実際に当院でも「乳歯だから大丈夫と思っていたけれど…」というご相談が後を絶ちません。
「泣いて嫌がるから」「急いでいて」など、子どもの歯磨きはついおろそかになりがち。でも、今しっかりケアをしておくことが、将来の永久歯を守ることにつながります。
■ 正しい歯ブラシの選び方(お子さま編)
ヘッドの大きさ: 小さめ・コンパクトなものが◎
毛のかたさ: 基本は「やわらかめ」または「ふつう」
持ち手の形: 握りやすく滑りにくい工夫がされているもの
とくに子どものお口は小さいので、「大人用」はNG。年齢やお口のサイズに合ったものを選びましょう。
■ 虫歯を防ぐ歯磨きのタイミングとコツ
磨くタイミング: 食後できるだけ早く
歯ブラシの持ち方: ペンを持つように軽く握る
動かし方: 小刻みにやさしく(5〜10mmほど)
順番: 決めておくと磨き残しを防げます
朝の忙しい時間帯でも、最低1分間は仕上げ磨きをしてあげましょう。
■ フロスやタフトブラシも積極的に!
歯ブラシだけでは、どうしても落としきれない汚れがあります。
歯間ブラシやフロス、タフトブラシなども取り入れることで、虫歯予防効果は格段にUPします。
とくに奥歯や歯の裏側など、子ども自身では難しい箇所は、仕上げ磨きでカバーしてあげてくださいね。
■ 歯ブラシの交換タイミング
歯ブラシは、毛先が広がっていなくても「1ヶ月ごとの交換」が理想です。
長く使っていると、雑菌がたまりやすく、磨き効率も落ちてしまいます。
お子さまの健康のためにも「毎月◯日は交換の日」と決めておくと◎!
■ まとめ
子どもの虫歯は「仕方ない」と思われがちですが、正しい知識とちょっとした工夫で、しっかり予防できます。
朝のバタバタでも“1分仕上げ磨き”
自分に合った歯ブラシを選ぶ
月1で歯ブラシ交換
磨き方の見直しと歯医者での相談
お子さまの将来の健康な歯を守るために、ぜひ今日から実践してみてください。
デンタルIQをあげて、笑顔あふれる毎日を一緒に育てましょう!