2025年12月15日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒、予防歯科のウィステリアデンタルケアです。
「歯がしみる」「痛む」といった症状があると、多くの人は「虫歯かも…」と思いがちですが、実は“酸蝕症(さんしょくしょう)”という疾患が関係していることもあります。虫歯と似た症状を持ちながら、原因はまったく異なる酸蝕症。正しい知識がなければ、間違った対処で悪化してしまう恐れもあります。
今回は、知らないと怖い酸蝕症の原因や予防法、対処法について解説します。
■酸蝕症とは?
酸蝕症とは、飲食物や胃酸に含まれる酸の影響で歯の表面が徐々に溶かされていく疾患です。虫歯と違って、菌による感染ではなく、「酸性」の環境が続くことで歯が傷んでいきます。
■こんな症状に要注意
歯がしみる・痛む
歯の色が白く濁っていたり、黄ばんでいる
歯に艶がなく、くすんでいる
詰め物・被せ物が取れやすくなった
歯が全体的に薄くなってきた
前歯の裏側が溶けてきた
これらの症状は、酸で歯のエナメル質が溶けてしまっているサインかもしれません。
■原因は?
酸蝕症の主な原因は大きく2つに分類されます。
内因性要因
胃酸の逆流や嘔吐(過度な飲酒、摂食障害、ダイエットなど)が主な原因。
特に前歯の裏側がダメージを受けやすいのが特徴です。
外因性要因
酸性度の高い食品や飲料の摂りすぎ。
炭酸飲料・スポーツドリンク
柑橘系の果物
ヨーグルトや梅干し
クエン酸入りサプリ
ドレッシングや酢など
“健康に良さそう”な食品でも、酸が強いものは取りすぎに注意が必要です。
■一度溶けた歯は元に戻らない
酸によって溶けた歯は、自然に再生することはありません。再石灰化によって多少の修復は可能ですが、すでに形が変わってしまった部分は、セラミックなどによる人工修復が必要となります。
■生活習慣の見直しがカギ
酸性飲料を頻繁に飲まない
飲食後すぐの歯磨きは避け、30分ほど時間を空ける
バランスの取れた食事と十分な睡眠をとる
嘔吐習慣がある場合は医師へ相談を
また、歯科医院での定期的なチェックやクリーニング、生活習慣指導も非常に大切です。
■まとめ
「虫歯じゃないのに歯が痛い」…そんな時は酸蝕症の可能性も疑ってみましょう。
原因を正しく知り、生活習慣の見直しと専門的なケアを受けることで、大切な歯を守ることができます。気になる症状があれば、早めに歯科医院でご相談くださいね。