2025年12月09日
こんにちは。習志野駅から徒歩1分の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「話すたびに“え?”と聞き返される」
「子どもの発音が心配」
そんなお悩み、ありませんか?
滑舌の悪さはコミュニケーションの障壁になり、自信を失ったり、子どもではからかわれる原因になってしまうことも…。
今回は、ご自宅でできる滑舌改善トレーニングについて、歯科医の視点から解説していきます。
■ 滑舌に影響しやすい音と誤りの例
日本語の50音の中でも、特に「サ行・ザ行・ツ・ラ行」は舌のコントロールが難しく、滑舌の悪さにつながりやすい音です。
お子さまに多い発音の誤り例:
カ行 → タ行:「おかし」→「おたし」
舌を後ろに引っ張る力が弱いので、舌が前の方に上がってしまっています。
サ行 → タ行・シャ行:「さくら」→「たくら・しゃくら」
舌先のコントロールが悪く舌がべったり上顎についてしまっています。
ラ行 → ダ行:「ラジオ」→「ダジオ」
舌の側方を持ち上げる力が弱く、先端だけが持ち上がっています。
省略:「はち」→「あち」
苦手な子音の発音を避けて、母音のみの発音になってしまっています。
小学校入学前後には自然と改善することも多いですが、正しい発音のためにはトレーニングも効果的です。
■ かみ合わせと発音の関係
かみ合わせが悪いと、発音にも影響します。特に以下のような歯並びは「サ行」に悪影響を与えることが知られています。
下顎が出ている(下顎前突)
奥歯しか噛み合わない(開咬)
前歯がガタガタ(叢生)
この3つのかみ合わせは「サ」行の発音に大きく影響します。
しかも発音だけではなく、生涯の歯の健康にも大きく影響しています。
かみ合わせが気になる方は、歯並びの治療を検討するのも一つの方法です。
■ 自宅でできる!滑舌改善トレーニング3選
① スポットトレーニング(舌の正しい位置)
舌の正しい位置は「上顎の前歯の少し後ろの歯ぐき(スポット)」です。
何もしてない力を抜いた状態で舌は口の中でどのような位置にありますか?
A,上顎にピッタリくっついている
B,上の前歯の内側にくっついている
C,下の前歯の内側にくっついている
正しい舌の位置はAです。スポットとは上顎の前歯の裏の歯ぐきの部分です。
【やり方】
舌先をスポットにつけて5秒キープ
力を抜いて5秒休憩
これを繰り返す
舌を上に支える力が弱っていると、最初はきつく感じるかもしれませんが、それだけトレーニングの効果があります。
② あいうべ体操(お口全体の筋トレ)
次にお口周りと舌のトレーニングです。
これはその名の通り「あ」「い」「う」「べ」の発音に合わせて口と舌を動かすトレーニングです。ポイントは3点
・声を出さなくてもいいのでなるべく大げさな位大きく口を動かすこと
・1秒ずつ形を作りゆっくりと行うこと
・「べ」舌を突き出して下に出すこと
【やり方】
「あ」「い」「う」「べ」と口と舌を大きく動かす
声を出さなくてもOK
各音を1秒ずつ意識して、鏡の前でゆっくり行いましょう
「べ」は舌を思いっきり下に突き出すのがポイント。
朝や夜の習慣に取り入れてみてください。
③ パタカラトレーニング(発音強化)
「パ・タ・カ・ラ」をリズミカルに繰り返す練習です。
初めはゆっくり・正確に
慣れてきたらスピードアップ
滑舌だけでなく、顔周りの引き締め効果も期待できます。
■ トレーニングのうれしい副効果
トレーニングを続けることで、滑舌改善以外にも多くの良い変化が期待できます。
顔立ちがスッキリ
口元の筋肉が引き締まり、たるみやシワの予防にも◎
「ぽかん口」も防げます。
鼻呼吸がしやすくなる
口呼吸を鼻呼吸へ改善することで、風邪・アレルギー・鼻炎などの予防にもつながります。
ムセが減る
舌の筋力がアップすることで、飲み込みがスムーズに。誤嚥の予防にもなります。
■ 子どもの場合は遊びの中で!
小さなお子さまの場合は、以下のような遊び感覚の練習がおすすめ:
よく噛んで食べる
シャボン玉を吹く
ソフトクリームを唇でなめる
うがい後に口に水をためる
楽しく自然にトレーニングできます。
■ まとめ
滑舌の悩みは、舌や口周りの筋トレで改善できるケースが多いです。
「まずはスポットトレーニングから」、無理なく続けていきましょう。
それでも改善が難しいと感じた場合は、言語聴覚士(ST)への相談も選択肢です。
一歩踏み出すことで、話すことにもっと自信が持てるようになりますよ。
この情報であなたの【デンタルIQ】がまた一つ上がりましたね!
今日からできる「口トレ」で、笑顔もコミュニケーションももっと豊かにしていきましょう!