2025年10月04日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「最近、口の中がネバつく」「水分を取っても喉の渇きが取れない」
そんな症状がある方は、ドライマウス(口腔乾燥症)の可能性があります。
一見、地味な不快感に思えるかもしれませんが、実は放っておくと口臭・虫歯・誤嚥性肺炎など、さまざまな健康リスクにつながるんです。
今回は、ドライマウスの原因や危険性、そして簡単にできる改善方法をわかりやすくお伝えします。
■ドライマウスの主な症状
以下のような症状、当てはまりませんか?

口の中がネバつく
朝起きたときに喉がカラカラ
舌がヒリヒリする
水分がない食べ物が食べづらい
笑うと唇が前歯にくっつく
口臭が気になる
上記の症状に当てはまる方は、ドライマウスの可能性が高いので要注意です。
■ドライマウスが引き起こすリスク
お口の中が乾燥することで起こりうるリスクには下記のようなものがあります。
強い口臭
唾液が減ると細菌が増殖しやすくなり、不快なにおいの原因になります。
虫歯・歯周病
唾液の抗菌作用が低下すると、歯を守るバリアが失われてしまいます。
風邪やウイルス感染にかかりやすくなる
口呼吸が続くと、外部からの菌やウイルスがダイレクトに体内へ侵入しやすくなります。
誤嚥性肺炎のリスク増加
口腔内の細菌が肺に入り、特に高齢者では肺炎につながる可能性があります。
食事の楽しみが減る
唾液が少ないと飲み込みづらくなり、食事がしにくくなります。
■ドライマウスの原因
ドライマウスの主な原因には以下があります:
口呼吸の習慣
ストレスや緊張
薬の副作用(特に降圧剤・抗うつ薬など)
糖尿病・シェーグレン症候群などの病気
加齢による唾液腺の機能低下
まずは、自分の原因がどれに当てはまるのかを知ることが大切です。
■今日からできる!ドライマウス対策
鼻呼吸を意識する
どうしても口呼吸になってしまう場合は、睡眠時に「口閉じテープ」も効果的です。
唾液腺マッサージ
耳の下、あごの下、舌の下をやさしくマッサージするだけで、唾液分泌が促されます。
よく噛んで食べる
1口30回を目標に。唾液が自然と出やすくなります。
キシリトールガムを活用
ガムを噛むことで唾液腺を刺激し、口腔内をうるおします。
加湿器を活用する
寝室が乾燥していると、口も乾きやすくなります。
医師に相談する
薬の影響が考えられる場合は、処方の見直しを相談してみましょう。
■まとめ
ドライマウスは、ただの「口の乾き」ではありません。
放っておくと、虫歯・歯周病・感染症・誤嚥性肺炎などにつながることも。
気になる症状がある方は、まずは生活習慣の見直しと唾液を増やす工夫から始めてみましょう。
毎日丁寧にブラッシングしてお手入れすることも大切です。