2025年8月06日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「しっかり歯磨きしてるのに私だけ虫歯に?」「特にケアしてないあの人は虫歯ゼロ…なぜ!?」

その理由は、虫歯の成り立ちと予防の仕方を正しく理解しているかどうかにあります。
実は、普段何気なくやっている「あの習慣」や「この行動」が虫歯リスクを上げているかもしれません。
今回は、虫歯の原因と、赤ちゃんから大人までできる対策をわかりやすくご紹介します。
■虫歯の成り立ちとは?

虫歯は、以下の3つの条件+時間が揃って発生します。
細菌:虫歯菌が多い
食事:甘いものの摂取頻度が多い
環境:歯が弱い、唾液が少ない
この3つの要因が重なり、**それが長時間続くこと(時間)**で虫歯ができてしまうのです。
■原因①:細菌対策
お口には700種以上、1000億個を超える細菌が存在します。
中でも虫歯菌が食べかすで繁殖することで虫歯になります。
予防ポイント
毎食後の歯磨きでしっかり汚れを落とす
善玉菌を増やす口内環境をつくる
実は、赤ちゃんの口内フローラは善玉菌が多い状態。

それが悪玉菌優位になる主な原因は…
虫歯のある家族との食器共有や口移し
キスなどで菌がうつること
→ 2歳半までは特に注意!
■原因②:食事対策
虫歯菌のエサは「ショ糖(砂糖)」です。
ですが、量よりも「頻度」が虫歯リスクに直結します。
予防ポイント
間食・ジュースの回数を減らす
飲み物は水やお茶を中心に
スポーツ時の飲料も注意!(糖+唾液減少で虫歯リスク↑)
赤ちゃんに哺乳瓶でジュースを与えるのもNG!
運動中のスポーツドリンクも代わりにお茶を選びましょう。

この画像を見るとわかると思いますが、お水ようで味が付いている飲料は結構砂糖が入っています。
お水代わりで飲んでいる方は注意が必要です。
■原因③:環境対策(歯の質・唾液)

✦歯の質
生まれつき弱い歯でも、フッ素塗布で強化可能!
特に歯が生えてから3年間が重要な時期。
虫歯ができやすいお子さんには、6歳頃のフッ素塗布を推奨します。
✦唾液の分泌

唾液はお口の洗浄や抗菌に重要です。
減少すると虫歯リスクは急上昇。
唾液が減る主なシーン:
運動中
睡眠中
口呼吸(鼻炎・歯並びなど)
加齢
薬の副作用
→ 鼻呼吸を促す環境づくり、唾液腺マッサージも効果的です。
■虫歯ができるには「時間」がかかる
3つの条件が揃っても、すぐに虫歯になるわけではありません。
その状態が長時間続くことが最大のリスクなのです。
■まとめ
虫歯は、細菌・食事・環境+時間が揃って初めて発症します。
つまり、1つでも防げば虫歯は予防できる!
まずは毎日の「間食習慣」を見直して、しっかり歯磨きをしましょう。
あなたの「デンタルIQ」が上がれば、家族みんなの笑顔と健康を守ることができますよ。