2026年3月04日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
今回は「歯周病と全身疾患の関係」、特に慢性腎臓病との関連性についてお話しします。
■まずは○×クイズから
Q:歯周病は世界で最も患者数が多い病気である。
Q:歯周病はお口の中だけでなく、全身の病気とも関連している。

・・・答えは、どちらも「○」です。
歯周病はお口の中の問題にとどまらず、身体全体の健康に大きく関わる疾患です。
今回は、そのなかでも「慢性腎臓病(CKD)」との深い関係を解説します。
■慢性腎臓病(CKD)とは?

腎臓の主な役割は次の3つです。
血液の老廃物をろ過して尿として排出
血圧や体内のイオンバランスを調整
血液や骨の健康を保つ物質の生成
この腎臓の機能が長期的に低下した状態が慢性腎臓病です。
進行すると透析や腎移植が必要となるケースもあります。
現在、日本には約1,300万人のCKD患者がいるとされ、自覚症状がないまま進行するのが大きな特徴です。
■歯周病と腎臓病の関係性

実は、歯周病と慢性腎臓病は相互に悪影響を及ぼすことが分かっています。
歯周病→CKDへの影響
歯周病菌や炎症物質が血流を通じて体内を巡り、血管の炎症→高血圧→腎臓へ負担という経路でCKDのリスクを高めます。
米・カリフォルニア大学の研究では、歯周病のある人はCKDのリスクが4倍に増加するという結果も。
CKD→歯周病への影響
腎機能の低下により老廃物が排出されにくくなると免疫力が低下し、歯周病が進行しやすくなります。
CKDにより骨を作る力も低下し、**歯を支える骨の吸収(歯槽骨吸収)**が進行しやすくなります。
つまり、お互いが病気の進行を加速させてしまう関係にあるのです。

■歯周病は“早期発見”がカギ!

CKDは気づきにくい病気ですが、歯周病には自覚症状があります。
次の症状に心当たりはありませんか?
歯ぐきが赤く腫れている
歯ぐきから出血することがある
歯ぐきが下がってきた(痩せた)
これらはすべて歯周病のサインです。
鏡で自分の口の中を見るだけでも気づけます。
さらに、**歯科医院での歯周病検査(約3,000円)**では、どの歯がどのくらい進行しているか、部位別に把握できます。
■口腔ケアが健康寿命を延ばす!
慢性腎臓病が進行してしまった方ほど、口腔ケアによって寿命や予後が大きく左右されるといわれています。
つまり、歯とお口の健康を守ることは、そのまま全身の健康を守ることにもつながります。
■まとめ

まずは今日、鏡を見ながら歯磨きをしてみましょう。
歯ぐきの色は健康的ですか?
ブラッシング時に痛みや出血はありませんか?
日本人の約8割が歯周病にかかっているとも言われています。
気づかぬうちにあなたも、全身の健康リスクを抱えているかもしれません。
今のうちからしっかりと対策をとり、健康寿命を10年延ばす生活を始めましょう!