2025年11月17日
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「唾液」と聞くと、“つば”や“よだれ”といったネガティブな印象を持っていませんか?
でも実は、唾液はお口だけでなく全身の健康を守る大切な存在なんです。
もし唾液が出なくなったら、虫歯や口臭、味覚の異常だけでなく、免疫力の低下や病気のリスクまで高まることがあるんです。
今回は、そんな唾液の6つのスゴイ働きと、唾液をしっかり出すためのコツをご紹介します。
■唾液の6つの健康サポート機能
① 自浄作用
お口の中の汚れを洗い流してくれる働き。食べカスや細菌を除去して、虫歯や歯周病、口臭の予防に役立ちます。
② 緩衝作用
酸や温度の刺激から歯を守り、口腔内のpHを中性に保ちます。甘いものを食べた後に酸を中和して虫歯を防ぐ力があります。
③ 再石灰化作用
歯の表面が酸で溶け始めても、唾液に含まれるカルシウムやリンが歯を修復・強化してくれます。
④ 抗菌作用
唾液には10種類以上の免疫物質や酵素が含まれ、ウイルスや細菌から体を守る第一線として働きます。
⑤ 消化作用
唾液に含まれる酵素「アミラーゼ」が炭水化物を分解。よく噛むことで、消化を助けるだけでなく甘味を感じやすくなります。
⑥ 湿潤作用
口腔内をうるおすことで、粘膜の保護・炎症予防・発声・飲み込みのサポートをします。乾燥すると口内炎や痛みの原因に。
■唾液が出にくくなると起きやすいトラブル
口臭や虫歯が増える
味を感じにくくなる
舌がピリピリして食べにくい
体調を崩しやすくなる
誤嚥性肺炎のリスクが上がる
がんなど重大な疾患への影響も
■唾液を増やすための生活習慣
唾液をしっかり出すために意識したいポイントはこちら:
よく噛む・よく話す・よく笑う
→表情筋や唾液腺が活発になります
鼻呼吸を意識する
→口呼吸では唾液が乾いてしまい効果が弱まります
ストレスをためない
→緊張やストレスで唾液の分泌が減少します
こまめな水分補給
→脱水気味になると唾液の量が激減します
薬の副作用にも注意
→特に生活習慣病の薬には唾液分泌を抑えるものも多くあります
■まとめ
唾液は「目立たないけどスゴイ働き者」です。
お口の健康だけでなく、免疫・消化・病気予防にまで役立つ万能な存在。
日々の生活の中で、「よく噛む・よく笑う・鼻で呼吸する」を意識することで、唾液を味方につけましょう!
今回は唾液の機能を知ることで、またひとつデンタルIQがアップしましたね!
これからも、あなたとご家族の健康を守る情報をお届けしていきます!